【教員休職経験者】暗闇から出口を見つけるまで。

持続不可能になる前に

こんにちは。kazukiです。

14年間、小学校の教員をしていました。
(うち3年半育休、半年病休・休職)

うつになり、病休→休職→退職を経験しました。

以下、病休に入って4カ月目に書いた記事です。

ずっと更新していない無料ブログなのですが、
ほぼ毎日アクセスがあります。

それで、一番読まれているのが上の記事です。

悩み苦しんでいる先生がいる。
出口はないかと情報を求めている。
それも毎日。

わかる。痛いほどわかる。

休職・退職を経験した私だからこそ
伝えられることを書いていきます。

 

暗闇を歩いていた教員時代

先生の仕事の大変さは
世間一般にも知られるようになりました。

多忙極まりない。

どこまでが業務なのか
その線引きも難しい。

それでも日々子どもたちのために
歯を食いしばってがんばってる。

まだ元気があるうちは、
学校の仕組みや上司の文句を言って発散。

でもきっとそれでも出し切れない
辛さやもどかしさが
胸の中に渦巻いている。
救いを求めている。

出口はこっち?
って歩いても
どんどん森は深くなる。
闇は濃くなる。
出口も、道すらも見えない。

それでも歩かないと
明日はやってくる。
誰にも迷惑をかけられない。
私がやらなきゃいけない。

身体中傷だらけになりながら
歩き続けました。

 

そして私は倒れました。

 

うつと診断され、病休をとることに。

 

でも、倒れたら救われたんですよね・・・

 

森の奥深く、暗闇の中、
どうやって救われたの?

ヘリです。

盲点でした。
空に助けが来ていたなんて。

見えない道を歩き
見えない出口を探し
ずーっと歩いてきましたが、

ふと空を見上げると
ヘリからはしごが降りてきて、
サラッと私をすくい上げてくれました。

もちろん、
そんな簡単な話じゃなかったです。

自分で選んだ道をやすやすと放棄できなかったし、
抱えている荷物(クラスの子たちや任された仕事)を
手放すこともできない。

 

胸が張り裂けそうな思いをしながら、
すべて捨てる覚悟を持って、
ヘリに乗る決断をしました。

上空から森を眺めるも、
罪悪感や後悔が押し寄せます。

 

でも、徐々に
あの森だけじゃない
広い広い地球を眺めていたら、

なんであの暗い森にしがみついていたんだろう?
私の居場所は本当にあそこだったのかな?
残り50年以上ある人生、
このまま終わりにしていいのか?
自分らしい生き方・働き方があるはず。

そう前向きに考えられるようになりました。

 

暗闇を抜けるちょっとしたコツ

あの時私を森からすくい上げてくれたのは
藤井先生です。

教師の転職相談室
仕事がうまくいかない、教師を辞めたい、パワハラを解決できないなど、悩んでいる先生の問題解決・将来設計・キャリア開発をお手伝いします。 教師の転職・再就職・休職からの復職、また各種スキルアップを支援。

 

自分の状況や学校の在り方を
俯瞰して見せてくれました。
まさに、ヘリ。

森しか見ていなかった私。
そこに必ず出口があると信じていた。
道が再び見つかると信じていた。

出口はあるかもしれないし、
道は見つかるかもしれない。

でも、ないかもしれない。

だから視点を増やすことが大事。

空から行くルートだってある。
穴を掘ったら地下道があるかもしれない。
熊が助っ人になってくれるかもしれない。

信じ込んでいる枠を外して
思ってもみなかったところにある
解決策にたどり着いてほしいと願います。

そのためにも
一旦休む という選択はとても重要です。

とは言え、
難しいのは重々承知しています。

休んだらどうなる?
もっと辛い心の状態にならない?
休んで戻ることを考えると無理…

不安にもなります。

そして不安になりながら
また業務に戻る…

その状況も本当によくわかる。

 

そんな時に助けになるのが
経験者の話。

という意味でも、
私のブログを役立ててもらえたら嬉しいです。

 

私の発信の理念

私の場合は退職を選択しましたが、
藤井先生のもとで自分を取り戻し、
教職に戻った方も多くいらっしゃいます。

その人には、
その人に適した居場所がある。

一度選んだからといって
一生その道で行かなければならないわけでは
ありません。

私達は社会の構成員として
より良い世の中をつくっていく。
そのために生きているならば
自分の良さが一番発揮できる場所にいることが
何よりも貢献になると思っています。

本来の自分・自分らしさを取り戻した大人が増え
私達や子ども達の未来が
もっと素晴らしいものになるように
発信を続けていきたいと思います。

今度は教員としてではなく
私らしさを最大限に輝かせて。

 

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