桐生というまちの良さ。ここで何かが始まる。

雑記

こんにちは。kazukiです。

 

思いついたら居ても立ってもいられないタチで
急なんですが
移住してきた群馬県桐生市のことを書きます。

 

私は桐生市で生まれて18年間過ごしました。

大学生になり一人暮らしを始め、東京近郊に約18年住みました。

そして、引き寄せられるようにまた桐生市に戻ってきました。

 

戻ってきた経緯は別の記事で紹介しますが

桐生に戻ってきて、人生がどんどん進んでるんです。
もちろん私が人生の勉強をしていて
ブログで書いているような幸せになるマインドを持ち
より良い選択ができるようになったから、
というのもあるけれど

やっぱり、今いる環境に何かあるんじゃないかって思って
考えを巡らせていたら、
やっぱりあった。

 

桐生の素晴らしさを今実感しています。
それを書きたくてどうしようもなくなった。というわけ。

 

 

ユートピア

ここは私が求めていた理想形を成している場所だった。

 

それは、

個々の良さを活かし合って全体で成り立っている、という感じ。

一つでパーフェクトを目指してるんじゃない。

個々が活きていて、それが絡み合っているから
強くてしなやかで美しい全体ができあがっている、という感じ。

 

小難しいこと言っていてごめんなさい。

でも、これが私の理想形。理想郷。

それを作り始めているのが、桐生。
そんな気がしちゃって。

 

 

都会の便利さに助けられていた頃。

私はずっと18から東京近郊に住んでいて
大型スーパーやショッピングモール、百貨店、
ドラッグストアやコンビニもそうなんですが
なんでも置いているお店にお世話になることが多かった。

衣食住一度に全部揃うんですから、すごい。

 

都会に住んでいるからか、時間の流れも速いし
めちゃくちゃ便利で、ありがたい存在。

 

全部ある!パーフェクト!

 

何かが足りない私にとって、とても魅力的。
私に足りないところは、買って補えばいい。

 

でも現実に戻るとやっぱり何か「足りない」

 

だから、また買う。

パーフェクトなショッピングモールが大好き。

 

今思うと、逆に
「ない」「足りない」を助長してしまっていたのかもしれないですね。

 

 

個が立つまち。

そんな私が縁あって桐生に戻ってきて思った。

田舎(というと怒られる?)は
何にもないようで、何でもある
を感じさせてくれる。

桐生は手仕事や個人商店ばかり。

でもそれが不便どころか、
最高に気持ちよくて最高にかっこいい。

 

ハーブのお店
手ぬぐいのお店
コーヒーのお店
うどんのお店
器のお店
おにぎりのお店
本のお店
洋服のお店
着物のお店
フルーツのお店

 

お店だけじゃなくて
野菜農家さん、お米農家さんもいるし
和紙をつくっている方がいたり
その紙で印刷してるお店があったり
写真家さんと着付け師さんのコラボイベントあったり

 

それぞれが、独自の技術をもっていて
その分野を究めている人たちが多い。

誇りをもって、思いをもってやっているから
クオリティもめっちゃ高いんです。

しかもその人たちがコラボしてるのが、また魅力。
それがめちゃくちゃ価値を生み出してる。

 

この間は
ギターとうどんとカレーのコラボしてました。
めっちゃいい空間だった~

あとは週末になると
お店が5、6店集まって出店するテラスがあったり

古民家カフェで野菜やパンを売っていたり

 

町の至るところで当たり前にコラボが行われている。

 

個性が際立っているのはもちろん、
お互いに補う以上に化学反応起こして
シナジー(相乗効果)生み出している感じ!

ほんと、飽きない!

 

 

織物のまち。

桐生はかつて織物のまちとして栄えました。

『西の西陣、東の桐生』 なんて言われてた時代も。

外国からの輸入が増えて
工場も数少なくなってきたけれど
工場だったのこぎり屋根を残して店舗にしたり
ゆるきゃらものこぎり屋根のきのぴーだったりw

 

 

のこぎり屋根は自然光を取り入れやすい建築様式で
細い1本1本の糸を見るために必要だったんです。

 

桐生の織物業のすごいところは
糸づくりから、染め、織りまで市内で完結するところ。

糸やさん
染めやさん
織りやさん

これ、移住してから聞いてびっくりした。

実は私の実家でも織りをやっていたんですが
そんなふうに考えたことがなくて
もう数年前に動かすことをやめてしまったけれど
今さら、すごい仕事だったんだなぁなんて誇りに思う。

そう言えば、子どもの頃、川で染色してたなぁ
(今は環境面でできないだろうけど)
それらが全部繋がってみんな価値を生み出していたんだなぁ

なんてしみじみ考えてしまいました。

 

それぞれが独立して存在していながら
お互いの良さを活かし合って成り立っているのが
もう、たまらん、素敵。

 

この桐生で完結する良さに魅力を感じて、
東京で服作りをされていた方が桐生でのお店を構えたとか。

最近は他県から来られる方も増えているそうで、
お洒落で個性的なお店が増えているんです。

目の付け所に感心しちゃいます。

 

伝統も残しつつ新しいものを取り入れていくまち。

 

 

住の技術もすごい。

また、住も充実。

古民家をリノベーションした際に
直接は工務店さんとやり取りしていたけれど

 

設計士さんがいて、
大工さんがいて、
水道屋さんがいて、
ガス屋さんがいて、
建具やさんがいて、
畳屋さんがいて、
左官やさんがいて、
塗料屋さんがいて、

 

それでやっとこの家が出来上がるんだ
っていうのを目の当たりにして
ものすごく豊かな気持ちになったんです。

 

しかもよく現場に足を運んでいたので
みなさんとお話をさせていただくことができて
先代から後を継いでどんな思いでやっているか、とか
苦労話も、やりがいの話も
その手作業の後ろに広がる思いまで聞いちゃったもんだから
もうそれはそれはいろんなもの感じちゃいました。

 

その素晴らしい技術を残せる、活かせるのが
古民家リノベだったんです。

 

古民家は壊してみてからじゃないとわからないこともあって
当初、施主としてはやきもき、ひやひやしましたが
匠の技をもった職人さんたちの腕を見せつけられました。
安心どころか、どうなるのかを楽しむ余裕すら出てきました。

少々傾いているくらい、技術で何とでもなるんですね。

 

これは、マンションや建売では絶対に経験できないこと。
そういうチャレンジングなことが好きな方には、おススメです。

 

住に関する知識、技術をもった方がたくさんいるまち。

 

 

古民家リノベ推進室!

何が言いたいのかって、
私はそこにある価値を無駄にしたくなくて
価値をできるだけ大きくしたくて

まず、今住んでいる我が家
価値が見出されない状態で売りに出されていた
築100年、継ぎはぎの古民家をリノベして
最高の住みかにしました。

 

ここをパワースポットって言って
集まってくれる人が増えています。

環境系、食系のイベントをやりたい!
って言ってもらえる場所になっています。
どんどん提供しています。

みなさんによって価値を高めてもらいました。

 

ここで繋がった桐生の方、近隣の方の
生き方、働き方からインスピレーションを受けて
可能性を感じまくってしまって
ここにあるいろんな価値に気づいてしまって
それをどう活かそうか、どう大きくしていこうかって
考えているのが最高にワクワクします。

 

それで今一つ考えているのが
桐生市にある空き家にもう一度息を吹き込みたい。

 

古民家は可能性に満ちています。

こんなふうに暮らしたい
こんなことをやってみたい、を叶えてくれます。

 

もちろん合っている人、そうでない人もいると思うので
それを判断するための情報も流していきます。
メリットとか、デメリットとかも知りたいですよね。

 

何より心強いのは

不動産やさん、工務店さん、住まいづくりプランナーさんなどなど
新しい住まいづくりを支えてくれる人たちがいっぱいいること!

もう、私はこの方たちにどれだけ救ってもらったか!!

すごい人たちなんです。
温かくて、軽やかで、面白くて、思いやり深い
私が欲しかったもの全部もっていて、満たしてもらって。

移住して半年ちょっとなのに、
深い付き合いができるっていうのも桐生の良さなのかもしれない。

 

移住してリノベして心地よく住んでいる私と
専門家さんたちを交えて
眠っている古民家の良さを引き出せたら
なんて嬉しいことなんでしょうか。

これから、そういった活動もしていきたいと思っています。

 

もちろん、桐生ではない土地に
古民家リノベーションしてみたい!という方にとっても
有益になる情報をお送りできると思いますので
ぜひ楽しみにしていてください!

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